青森大学付属総合研究所紀要
Online ISSN : 2188-8531
Print ISSN : 2436-1585
幸畑団地における2023年夏の住宅の状況
空き家・新築をめぐる2013年,2018年との対比
櫛引素夫青山健太石倉翠聖木村拓海工藤康晴鈴木流由高橋来夢中田大雅藤田奏山﨑要太朗安田悠人
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2024 年 26 巻 1 号 p. 33-

詳細
抄録
青森市郊外の幸畑団地において,2013年,2018年に続く住宅の悉皆調査を2023年夏に実施した.人口減少と高齢化が青森市を上回るペースで進む同団地において,10年間に170戸の家が新築され,50戸以上がリフォームされたことを確認できた.同団地の一戸建ては約1,100戸であり,合わせて約20%もの家が更新されたことになる.空き家は10年前に比べて大きく減っている.安い地価と広い敷地を要因とした子育て世代の流入などが背景にある.ただし,この5年間で住宅の増加は鈍化し,空き家も再び増え始めている.新しい住民を基軸とした,新しい地域コミュニティの創出が今後の大きな課題である.
著者関連情報
© 2024 青森大学付属総合研究所
前の記事
feedback
Top