水産増殖
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マナマコ (アオナマコ) 浮遊幼生の飼育適水温について
伊藤 史郎小早川 淳谷 雄策
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1987 年 34 巻 4 号 p. 257-259

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抄録

1) 1986年3月から5月の間, アオナマコ浮遊幼生の飼育適水温を知るため, 13~22℃間における1℃ごとの飼育実験を行った。
2) Doliolaria幼生の出現は13~20℃間では水温が高いほど早いが, 22℃は20℃と同じであった。
3) 浮遊幼生の適温下限は15℃付近だと考えられる。
4) 少なくともAuricularia幼生の適温上限は19℃と考えられるが, Doliolaria以降の幼生の適温上限については明確でない。

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© 日本水産増殖学会
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