1993 年 41 巻 2 号 p. 181-184
オニテナガエビの第4, 6, 8および10齢ゾエア幼生に各種水温と塩分との組み合わせ条件下で, アルテミア・ノープリウスを給与し, 飽食量に及ぼす水温および塩分の影響について調べた。その結果, 第4齢ゾエアでは, 摂餌の最適水温―塩分範囲は31~34℃-15~25%。および28℃-20%。, 第6齢ゾエアでは, 28~31℃-15~25%。, 第8齢ゾエアでは, 28℃-20~25‰および25~31℃-15%。, 第10齢ゾエアでは, 28℃-10~15%。であった。また, 齢期が進むにつれて, 最適水温―塩分範囲は高温・高塩分域から低温・低塩分域に移行し, その範囲は狭くなる傾向が認められた。