抄録
1) 山口県日本海沿岸で摘採される秋ノリ (10月上旬-12月上旬) の大部分は不規則に多数分裂した分岐葉体で, マルバアマノを主体としたイワノリである。
2) 秋ノリより寒ノリ (12月中旬-2月下旬) になると, その主体はオニアマノリとなり, 多数分裂したマルバアマノリも分裂が少なくなり, 全く分裂せずボタンアオサ状を呈するものも観察される。
3) マルバアマノリの着生層はオニアマノリと一緒に着生している場合, 常にオニアマノリの着生層より下に着生し, 山口県日本海沿岸に広く分布していることを確認した。