教育心理学年報
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I わが国の最近1年間における教育心理学の研究動向と展望
乳幼児・児童期の研究動向
—そこから見えてきたもの—
桂田 恵美子
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2015 年 54 巻 p. 1-15

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抄録

 本稿では2013年7月から2014年6月までに『教育心理学研究』『発達心理学研究』『心理学研究』『Japanese Psychological Research』及び,『日本教育心理学会第56回総会発表論文集』に発表された乳幼児・児童に関する研究論文,論文抄録を概観した。内容的に認知発達に関する研究,社会的認知に関する研究,社会性の発達に関する研究,親と子の相互作用に関する研究,親が研究対象となっている研究,教育実践に関する研究,発達障害児に関する研究の7項目に分けられた。それぞれの研究結果や研究手法について筆者の視点からコメントした。最後に,教育現場と研究者との協力体制,認知過程における感情・情動の影響など,本稿で取り上げた研究論文から見えてきたことについて論じた。

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© 2015 日本教育心理学会
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