教育心理学年報
Online ISSN : 2186-3091
Print ISSN : 0452-9650
I わが国の教育心理学の研究動向と展望
教育心理学領域における社会心理学的研究の概観と研究法・統計法に関する考察
村井 潤一郎
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2017 年 56 巻 p. 63-78

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抄録

 本稿の目的は, 主として2015年7月から2016年6月までの期間について, 教育心理学領域における社会心理学的研究の概観をした上で, そこで用いられている研究法・統計法について考察することである。本稿前半では, 2016年に開催された日本教育心理学会第58回総会における社会心理学的研究のテーマと研究法について概観した。その結果, テーマ, 発表件数についてはほぼ例年通りの傾向であり, 大多数の研究で質問紙調査法が用いられていた。また, あわせて, 上記期間における「教育心理学研究」の社会心理学的研究についても概観した。以上を受け, 本稿後半では, 尺度作成, ウェブ調査, 重回帰分析, 事前事後テストデザインの4点から研究法・統計法について論じ, 今後の研究の改善のためにいくつかの考えを述べた。

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© 2017 日本教育心理学会
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