アレルギー
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慢性関節リウマチ患者関節液中各種因子の検討
松本 美富士加藤 芳郎
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1978 年 27 巻 4 号 p. 434-439,472

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抄録

慢性関節リウマチ(RA)患者36名の関節液64検体につき, 以下の各種因子につき検討を行つた.総蛋白量(TP), 有核細胞数(NCC), 補体価(CH_<50>), リゾチーム活性, C-reactive protein(CRP)の各種因子である.対照として変形性膝関節症患者(OA)の関節液18例を用いた.実験結果は以下のごとくであつた.1.RAの関節液の84%にCRPが検出されたが, OA関節液中は1例もCRPが検出されなかつた.2.関節液中リゾチーム活性はRA患者はOA患者に比して有意に高い値を示した.3.RA患者関節液中CRP陽性例は, TP, NCC, リゾチーム活性およびCH_<50>がいずれもCRP陰性例に比して有意に高い値を示していた.4.RA患者関節液中CH_<50>はTPおよびCRPとTPとの間にそれぞれ有意な正の相関が認められた.

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© 1978 日本アレルギー学会
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