アレルギー
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アレルギー性疾患における血漿ヒスタミン値について : I.測定方法および血漿ヒスタミン値と血清IgE値の相関について
今田 義郎吾郷 晋浩手嶋 秀毅永田 頌史桝 吉彦
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1980 年 29 巻 11 号 p. 970-975

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抄録

高速液体クロマトグラフィによるヒスタミン測定法を用いて, アレルギー性疾患における血漿ヒスタミン値を測定した.気管支喘息においては, 平均2.0ng/ml, 蕁麻疹においては平均2.3ng/mlであり, 対照群1.1ng/mlに比較して有意に高値を示した.アレルギー性鼻炎では平均1.3ng/mlであり, 対照群との間に有意差を認めなかつた.気管支喘息における血漿ヒスタミン値と血清IgE値との関係について検討したが, 高IgE値群(IgE>700 IU/ml)は, 正常IgE値群(400 IU/ml≧IgE)に比較して, 血漿ヒスタミン値は有意に高値を示した.また血漿ヒスタミン値とIog IgEとの関係は, 一次式であらわされた.

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© 1980 日本アレルギー学会
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