アレルギー
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New Zealand Blackマウスにおける貧血発症の遺伝支配に関する研究
尾崎 承一井村 裕夫白井 俊一濱島 義博
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1983 年 32 巻 12 号 p. 1151-1159

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抄録

New zealand Black(NZB), C57BL/6, 両者のF1およびF1×NZBもどし交配マウスにおける貧血の発症率はそれぞれ95, 0, 0および26%であり, 貧血発症がNZB由来の1個以上の優性発症遺伝子とC57BL/6由来の2優性変更遺伝子の共同効果により支配されることが明らかとなった.2変更遺伝子の一方は, 抗赤血球自己抗体産生に関する変更遺伝子Aem-1と同一か, または密接に連鎖していることが示唆された.我々はまた, 脾腫の遺伝支配がNZB由来の1優性発症遺伝子とC57BL6由来の1優性変更遺伝子の共同効果によりなされること, さらに, 脾腫に関する変更遺伝子もまたAem-1と同一か, または密接に連鎖していることを明らかにした.

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© 1983 日本アレルギー学会
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