1995 年 44 巻 5 号 p. 556-561
我々は抗原またはメサコリンによるアレルギー性気道収縮に対するIPD-1151Tの影響について検討した. BALB/cマウスを5μgのKLH (keyhole limpet hemocyanin)をアラムとともに腹腔内に投与し免疫した. 10, 30または 100mg/kgの IPD-1151Iを5日間または14日間連日経口的に投与した. 気道収縮は最後の薬剤投与24時間後に測定した. IPD-l151Tは抗原誘発の気道収縮を抑制し, さらに感作後または感作, 抗原投与後の気道過敏性充進を抑制した. その抑制の程度は薬剤の投与岸および投与期間に比例した.