アレルギー
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光アレルギーの発症機序と対策
戸倉 新樹
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2006 年 55 巻 11 号 p. 1382-1389

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抄録

光アレルギー機序で発症する疾患には,光接触皮膚炎,薬剤性光線過敏症,日光蕁麻疹,慢性光線性皮膚炎(CAD)がある.通常のアレルギーには,接触皮膚炎,薬疹を代表とするように抗原物質が明瞭なものと,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹などのように必ずしもアレルゲンを決定しえないものとがある.この事情は光アレルギーについても同様であり,光接触皮膚炎,薬剤性光線過敏症は抗原となる光感受性物質が明らかであり,その他は明確でない疾患となる.光接触皮膚炎は,抗原が皮膚に塗られて,紫外線が当たって発症し,薬剤性光線過敏症は抗原が薬剤という形で経口投与されて,紫外線が当たって発症する.光接触皮膚炎の原因には,ケトプロフェン,スプロフェンやサンスクリーン剤がある.診断は光貼布試験が決め手となる.薬剤性光線過敏症の原因には,ニューキノロン,ピロキシカム,降圧利尿薬,チリソロール,メチクランをはじめとして多くの薬剤がある.原因物質は光ハプテンとしての性格を持っており,内服照射試験と光貼布試験を行う.CADは,外因性光抗原を原因としない自己免疫性光線過敏症と呼ぶべき疾患で,時にHIV陽性者,ATL患者に発症する.CADの病変組織にはCD8^+T細胞が浸潤している.CD4^+T細胞の数的・機能的減少がCD8^+T細胞を暴走させCADを誘導する可能性がある.

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© 2006 日本アレルギー学会
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