福井大学医学部附属病院呼吸器内科
2016 年 65 巻 2 号 p. 134-137
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症例は62歳,男性.咳と喘鳴を主訴に当院を受診した.胸部CTですりガラス影と小葉中心性粒状影が認められた.気管支鏡検査や採血などの結果から,マイコプラズマ肺炎を合併した慢性好酸球性肺炎と診断した.しかし,その後の経過から両肺の粒状影は好酸球性細気管支炎と考えられた.本例は中枢気道から肺胞までの広い範囲に,好酸球性気道炎症が同時に生じうることを示唆する貴重な症例であると考え報告する.
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