2025 年 2024 巻 28 号 p. 12-24
近年、日本の都市公園で、居心地のよい賑わいのある空間等を目指して、従前の公園から大きくリニューアルされる取組が増えているが、これら取組は地域のアメニティを高め、都市に影響を与える可能性がある。一方、公園の大規模リニューアルには多額な費用を要するため、効果の検証が欠かせないが、既存研究はあまり見当たらない。このため本稿では、南池袋公園の大規模リニューアルが周辺の地価に与える影響について、JR池袋駅の東西の公園を対象としてDIDで検証した。同公園のリニューアルにより、400 m以内の地価に7–10%のプラスの効果があり、固定資産税等の潜在的な税収増加が整備費等を上回る可能性が高いことが分かった。