東北理学療法学
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研究論文
下腿三頭筋支配の脊髄興奮準位に及ぼす四肢間相互作用の影響に関する研究
古川 勉寛藤原 孝之上條 正義
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2016 年 28 巻 p. 41-45

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抄録

意思の発動が下肢骨格筋支配の脊髄興奮準位に及ぼす影響を明らかにするため,示指屈曲運動のアクティブトリガを用いHoffman波(以下,H波)を測定した。方法:健常成人男性7名(21歳)を対象として,右示指屈曲運動を反復する条件(以下,Rt条件)と左示指屈曲運動を反復する条件(以下,Lt条件)および安静条件(以下,Pre条件)を設定した。RtとLt条件では,静電容量スイッチ式のタイミングパルス発生装置を外部トリガとして電気刺激装置に接続し,示指が接触した時点で電気刺激装置を掃引した。H波導出は,右側のヒラメ筋筋腹中央部とした。結果:H波振幅値(mV)は,Pre条件:1.08±0.71mV,Rt条件:1.65±1.11mV,Lt条件:1.66±1.17mVであった。多重比較検定の結果,Pre条件とRt条件間,Pre条件とLt条件間に有意差が認められた(p<0.05)。

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© 2016 公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
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