東北理学療法学
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Print ISSN : 0915-2180
研究論文
端座位での骨盤運動が身体の柔軟性及び安定性に及ぼす影響
渡部 美穂加藤 沙織高橋 俊章
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2018 年 30 巻 p. 44-50

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抄録

【目的】端座位での骨盤運動が身体の柔軟性増加と安定性向上に与える要因を明らかにすることを目的とした。

【対象】対象は健常成人22名とした。

【方法】骨盤運動は,骨盤前後傾・側方傾斜・回旋運動を各10回ずつ2セット行った。測定項目は,柔軟性の評価として,指床間距離(以下,FFD),大腿後面・下腿後面・腰背部の筋硬度と皮膚可動性,体幹ROM,脊柱可動性を,安定性の評価として,側方FRT,腹横筋収縮値を測定した。骨盤運動の結果と比較 するため,同一被験者に7分間の静止座位の前後に同様の測定を行った。

【結果】骨盤運動により,FFDは有意に増加し,体幹屈曲・左側屈ROMも有意に増加した。側方FRT及び60秒後の腹横筋収縮値も有意に増加した。

【結語】骨盤運動が指床間距離を増加させた要因として,ハムストリングスの伸張と脊柱可動性の増加が 考えられた。また,腹横筋収縮が促通されたこと,体幹側屈の可動域が増加したことが側方FRT増加の要 因であると考えた。

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© 2018 公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
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