東北理学療法学
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研究論文
脳梗塞患者における発症時脳・側脳室容積が回復期リハビリテーション後の歩行自立に及ぼす影響
近藤 貴大渡辺 光司齋藤 頼亮田中 孝顕
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2018 年 30 巻 p. 58-65

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抄録

【目的】脳萎縮や側脳室拡大は加齢に伴う機能低下に関連する。しかし,脳卒中後のリハビリテーションにおいてこの構造変化を考慮することは少ない。今回,初発脳梗塞患者で脳および側脳室容積が回復期リハビリテーション後の歩行自立に及ぼす影響を検討した。

【対象と方法】退棟時で歩行自立,非自立群に群分けし後方視的に調査した。脳および側脳室容積は発症 時MRI画像を使用し,Ertekinら(2016)の方法で算出した。各容積は頭蓋内全体の容積で正規化した。従属変数を退棟時歩行自立の可否,独立変数を年齢,性別,入棟時Fugl-Meyer Assessment下肢項目(以下FMA-LE),損傷部位がテント上か否か,高次脳機能障害の有無,脳容積,側脳室容積とし多重ロジスティッ ク回帰分析を実施した。

【結果】関連を認めた項目は性別(オッズ比0.25),高次脳機能障害有り(オッズ比0.25),FMA-LE(オッ ズ比1.18),脳容積(オッズ比1.43)であった。

【結語】脳萎縮が脳梗塞後の歩行自立阻害因子となることが示唆された。これは予後予測を考える上での一視点となる。

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© 2018 公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会
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