音声コミュニケーション研究会資料
Online ISSN : 2758-2744
2024年1月音声コミュニケーション研究会資料
伝音性難聴のある成人による軟骨伝導型振動子の装着位置の検討
— 頭部固定位置による純音聴力レベルと文章了解度の変化 —
安 啓一藤江 匠汰中津 智貴平賀 瑠美
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研究報告書・技術報告書 認証あり

2024 年 4 巻 1 号 論文ID: SC-2024-10

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抄録

伝音性難聴のある参加者1名を対象に,軟骨伝導振動子による純音聴力レベルの測定と音素バランス文の主観評価を行った。実験の結果,乳様突起付近の聴力レベルが一番良い結果となり,こめかみ付近,外耳道付近,耳珠付近,下顎角付近の順番で純音聴力の低下が認められた。音素バランス文の評価でも乳様突起付近に振動子を固定した場合で一番聴き取りやすいという内観報告を得た。

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