AUDIOLOGY JAPAN
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青森県における新生児聴覚スクリーニングに関するアンケート調査
籾山 淳子南場 淳司阿部 尚央新川 秀一
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2008 年 51 巻 6 号 p. 624-632

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抄録

新生児聴覚スクリーニング (以下スクリーニング) は全国的に実施率が増加傾向にある。今回我々は青森県内産科施設に対し, アンケート調査を行い, スクリーニング状況を調査した。結果, 産科施設の6割が検査機器を保有しており, 県内でも地域差が認められた。さらにH16年, 17年の県内スクリーニング施行症例数の概算と, 同年の県の出生数から求めるスクリーニング実施率は約25%であり, 全国の報告からしても低いという結果であった。機器を持たない施設では経済的, 人手不足の問題から, 今後も導入予定がないという回答であり, 青森県での実施率向上には, 機器保有施設での全例施行, または機器のない施設での出生児を機器保有施設で検査するなどの対策を検討するべきではないかと思われた。今後は検査実施率の向上に向け, 産婦人科, 小児科と更なる協力体制をと考えている。

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© 日本聴覚医学会
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