抄録
東京大学で行っている全学包括契約によるSlackの運用について報告する.運用にあたっては,教職員が申請により必要なワークスペースを作成できるようにしており,1000個を超えるワークスペースが作成されている.これにより,研究室をはじめとした学内のコミュニティのニーズに沿った利用環境が実現されている.また,Slackのさまざまな機能について,大学組織に特有の事情に合わせた利用ができるよう調整を重ねている.これらの結果,デイリーアクティブユーザが4000人を超えるなど,学内のコミュニケーション環境として一定の役割を果たすことができた.