大学ICT推進協議会年次大会論文集
Online ISSN : 2434-9305
ISSN-L : 2186-7127
2023年度
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キャンパス内テストベッドとしてのローカル5G導入とキャンパスネットワークとの接続
*下地 寛武近堂 徹西村 浩二
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p. 380-383

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抄録
広島大学では2023年8月に,広島大学東広島キャンパス敷地内に第5世代移動通信システム(ローカル5G)を整備し,学内外の研究や実証実験フィールドとしての利活用促進に向けた取り組みを進めている。ローカル5Gは,高速・低遅延・多数同時接続の5Gの主要性能を持ったネットワークを自らの敷地内で柔軟に構築できる点に大きなメリットがある。また,ライセンスバンド(無線局免許を必要とする周波数帯) であるため,Wi-Fi等のアンライセンスバンドと比較し安定かつ高速な通信を見込むことができ,特に信頼性が求められるユースケースで活用が望まれている。その一方で,機材導入から免許取得,さらに利活用に至るまで様々な障壁があり,組織的な取り組みが不可欠となる。本稿では,現在進めているローカル5G環境整備について紹介するとともに,キャンパスネットワークとの連携や実証実験等の利活用促進に向けた取り組みについて報告する。
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© 2023 一般社団法人大学ICT推進協議会
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