大阪物療大学紀要
Online ISSN : 2433-4758
Print ISSN : 2187-6517
大阪物療大学における臨床実習前臨床技能教育の試み
有用性と評価の問題点
山口 功武下 正憲山田 淳子野口 敦司小縣 裕二小水 満
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2015 年 3 巻 p. 11-17

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抄録

診療放射線技師教育課程における臨床実習は、学生が医療チームの一員として参加する参加型臨床実習であることが望ましい。しかし、現状では見学型または模擬診療型臨床実習である場合がほとんどである。効率よく参加型臨床実習を行うためには、技能、態度、知識を総合的に教育するシステムとそれらを適正に評価することが重要となる。大阪物療大学保健医療学部診療放射線技術学科では平成 26 年度より客観的臨床能力試験(OSCE)の前段階として臨床実習前に臨床技能(知識、技能、態度)を総合的に教育指導することを目的に臨床技能教育プログラムの実施を開始した。本研究では、臨床技能教育を受けた学生へのアンケート調査より臨床技能教育プログラムの有用性と問題点について検討すること、また、臨床実習開始前の臨床技能習得度評価より評価に関する問題点を検 討した。学生へのアンケート調査では 81.7%の学生が有用と回答した。習得度評価では、質的評価において評価者間の平均得点および実施項目ごとの平均得点に有意差を認めた。臨床技能教育プログラムの有用性は示されたが、評価基準の不明確さが明らかになり、今後の改善が必要と考えられる。

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