大阪物療大学紀要
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低磁場MRI 装置の磁場の不均一性がDWI に及ぼす影響についての研究
小水 満小縣 裕二
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2016 年 4 巻 p. 1-8

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抄録

MRI(magnetic resonance imaging)装置は、軟部組織コントラストの検出能に優れていることや任意断面を自由に設定できる。そのため、特に中枢神経系やじん帯関節腔領域などにおいて画像診断に大きな威力を発揮している。しかし、臨床に有用なMRI 画像を提供するには、使用するMRI 装置の磁場強度や画像シーケンスなどの特性を充分理解して撮像することが重要である。また、使用するMRI 装置の磁場強度によって得られる画像は、組織コントラストや空間分解能や磁場の均一性などに影響を受ける。特に、磁場の均一性は、MRI 装置の周囲環境や磁場の調整や被写体の状態などによって強く影響される。 本研究では、低磁場強度のMRI 装置(0.4T)を用いた拡散強調画像(diffusion weighted image:DWI)が磁場の不均一によって画像ひずみの影響を受けることに注目して、日々の点検によって撮像したファントム画像のDWI から画像ひずみの変化を測定した。 その結果、ファントムによるDWI のひずみが、臨床のDWI のアーチファクトに対応していることが判明したことから、日々のDWI のひずみ測定の評価が画像管理において有意義であるという新しい知見を得た。

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