フランス語学研究
Online ISSN : 2432-0668
Print ISSN : 0286-8601
ISSN-L : 0286-8601
論文
感嘆文の問題
ドルヌ フランス
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 37 巻 1 号 p. 1-18

詳細
抄録

本稿は,感嘆文の問題設定を再考する試みである.先行研究で提案されている感嘆文の特徴を検討し,その利点と限界を示し,言い得ないこと (indicible),出来事性,主体間関係の特徴から再考を示唆する.そして,特に主体間関係の特徴から考えると,感嘆文は他の発話モダリティ (断定文,命令文) と区別しなければならないという結論に至った.

著者関連情報
2003 『フランス語学研究』に掲載された著作物の著作権は,著者に帰属するものとします.
次の記事
feedback
Top