バイオメカニズム
Online ISSN : 1349-497X
Print ISSN : 1348-7116
ISSN-L : 1348-7116
2部 姿勢と動きの探求
速度の異なるスクワットトレーニングが下肢の筋断面積, 筋力, 運動パフォーマンスに与える影響
眞鍋 芳明桜井 健一岩壁 達男尾縣 貢
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 19 巻 p. 69-80

詳細
抄録

本研究の目的は, スクワットトレーニングにおける運動速度を含むトレーニングプロトコルの違いが筋断面積, 筋力および運動パフォーマンスに与える影響を検証することである. 被検者を高重量・低回数負荷で行うStrength群, 5秒間かけて下降および挙上を行うSlow群, そして軽重量を用いて全運動範囲において最大速度で行うSpeed群の3群に分け, 6~8週間のトレーニング前後に身体組成, 筋力および運動パフォーマンステストを実施した. その結果, Slow群においては筋肥大が確認されたものの, 運動パフォーマンスは向上せず, Strength群およびSpeed群においては, 身体組成においては変化が認められなかったが, 跳躍および30m疾走パフォーマンスの向上が認められた.

著者関連情報
© 2008 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top