バイオメカニズム
Online ISSN : 1349-497X
Print ISSN : 1348-7116
ISSN-L : 1348-7116
3部 スポーツの計測・評価
下肢および胴部に着目した硬式テニスサーブにおけるボールの回転の打ち分け
村田 宗紀藤井 範久
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 22 巻 p. 155-166

詳細
抄録

硬式テニスにおいて, サーバーは様々な回転や速度のサーブを打球することで相手に球種を予測されにくくする. これまでに球種の打ち分け技術に関するkinematics的分析から, 球種間のスウィング方向の差は上肢によるスウィング操作ではなく, 主にインパクト時の上胴の姿勢の差に起因することが報告されている. そこで, 本研究では上胴の姿勢を決定する主要因であろう下胴と下肢のkineticsについて検討することを目的とした. その結果, 右利き選手の場合, 左脚は主にヘッドスピード獲得のための力学的エネルギーを発生し, 右脚は力学的エネルギーを発生するだけでなく, 回転を打ち分けるために胴部の姿勢を調整する役割も担っていることが明らかとなった.

著者関連情報
© 2014 バイオメカニズム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top