バイオメカニズム
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3部 義肢・装具
背屈可動域制限のある対象者に対する短下肢装具内補高効果
昆 恵介春名 弘一小林 俊樹清水 新悟佐藤 健斗
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2018 年 24 巻 p. 125-136

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抄録

本研究は背屈可動域制限のある短下肢装具利用者に対し, 内補高を装具内に挿入することでロッカー機能が改善するかどうか身体合成重心の力学的エネルギー変換効率の観点から調査することを目的とした. 対象者は, ブルンストロームステージⅣの脳卒中片麻痺者14名とした. 実験プロトコルとして内補高介入期間を1ヶ月としたシングルシステムデザインABAとし, 計測には三次元動作解析を行った. 結果として内補高介入によってエネルギー変換効率, 歩行速度が上昇することを明らかにした. また外的妥当性評価としてシングルケーススタディを実施し, 内補高装具がロッカー機能を改善することを明らかにした. 本研究は前半部分の脳卒中片麻痺者を対象とした内補高の実験的研究と, 既発表である後半部分のALS症例のケーススタディをまとめ, 考察を加えた総合論文である.

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© 2018 バイオメカニズム学会
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