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厚生労働省「平成17年(2005)患者調査の概況」によれば、脳血管疾患(脳出血や脳梗塞など)の患者数は約137万人である。その多くは、身体機能回復のために脳機能障害のリハビリテーション(以後リハ)を必要とし、受けている。しかし、リハの効果は、障害後数ヶ月間は期待できるが、その後の慢性期においてはあまり期待できないのが現状である。わが国では1987年以来,下肢両側の健側駆動患側訓練(患側肢運動の誘導賦活・自律的行為の相乗効果を想定し創動運動と命名)が行われ、これまで、幾多の研究費を得て、その機能回復効果を公的研究の結果として報告している。1)2)3)4)5)これらの研究を積み重ねから、表題の実現を可能と考察し、研究費を申請してきた。今回大規模研究が可能となったことから、その実際と研究の今後を報告する。