主催: NPO法人バイオフィリアリハビリテーション学会, 共催, NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会, 後援, 厚生労働省, 愛知県, 豊橋市, 豊橋創造大学, 財団法人テクノエイド協会, 財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 社団法人全国老人保健施設協会, 社団法人日本理学療法士協会, 社団法人日本作業療法士協会, 日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会, 日本経済新聞社
p. 32
足関節背屈角度の測定は、関節角度計を用いた方法が一般的であるが、他の関節と比較して測定誤差が生じやすいと報告されている。理由として、足部の解剖学的構造が複雑であり、骨指標の確認が得にくいこと、また運動の自由度が高く、距骨下関節の代償運動や下腿三頭筋の伸張負荷などが考えられる。Bennellら1)は、足関節背屈角度の計測方法として傾斜計を用いた方法の信頼性の高さを報告している。しかし、傾斜計には種々の形式のものがあり、我々が用いているデジタル式傾斜計を用いた検討は行われていない。本研究の目的は、足関節背屈角度測定におけるデジタル式傾斜計を用いた信頼性を検討することである。