主催: NPO法人バイオフィリアリハビリテーション学会, 共催, NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会, 後援, 厚生労働省, 愛知県, 豊橋市, 豊橋創造大学, 財団法人テクノエイド協会, 財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 社団法人全国老人保健施設協会, 社団法人日本理学療法士協会, 社団法人日本作業療法士協会, 日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会, 日本経済新聞社
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2000年4月に介護保険法が施行され、その中でリハビリテーション(以下リハと略す)の重要性が強調されてきた。しかし、現実には在宅を基盤としたリハサービスは社会資源として極めて乏しいと言える。そこで、豊橋市内の訪問リハの実施状況の調査を行った。その結果、訪問リハを提供している施設は、リハを提供している施設の3分の1で、訪問リハの担当職員数も少なかった。訪問リハの実施が少ない理由として、スタッフの不足、利用者が少ない、ケアマネージャー(以下ケアマネと略す)が訪問リハを理解していないため、などが考えられる。訪問リハは、身体機能面のみでなく、精神機能面や生活環境等も考慮したリハを提供することが可能であり、今後より充実したサービス提供が可能となるように、提供者側の充実と、ケアマネに訪問リハを理解してもらうことが大切であると思われる。