バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
第14回バイオフィリアリハビリテーション学会予稿集
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豊橋市内の訪問リハビリテーションの現状
*谷田 文恵牧田 光代
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p. 41

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抄録

2000年4月に介護保険法が施行され、その中でリハビリテーション(以下リハと略す)の重要性が強調されてきた。しかし、現実には在宅を基盤としたリハサービスは社会資源として極めて乏しいと言える。そこで、豊橋市内の訪問リハの実施状況の調査を行った。その結果、訪問リハを提供している施設は、リハを提供している施設の3分の1で、訪問リハの担当職員数も少なかった。訪問リハの実施が少ない理由として、スタッフの不足、利用者が少ない、ケアマネージャー(以下ケアマネと略す)が訪問リハを理解していないため、などが考えられる。訪問リハは、身体機能面のみでなく、精神機能面や生活環境等も考慮したリハを提供することが可能であり、今後より充実したサービス提供が可能となるように、提供者側の充実と、ケアマネに訪問リハを理解してもらうことが大切であると思われる。

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© 2010 バイオフィリア リハビリテーション学会
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