バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
第15回バイオフィリアリハビリテーション学会予稿集
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リハビリテーション効果の経時解析のための脳機能解析
*折川 穣*田中 敏幸*滝沢 茂男*武藤 佳恭
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p. 23

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抄録

いま,社会問題の一つとして少子高齢化社会があげられる.高齢者の増加に伴い,脳卒中患者も増加をつづけている.これらの患者は,後遺症として片側麻痺が残ってしまう場合が多く,発症後のリハビリテーション(以後リハビリ)を行う必要がある.一般的なリハビリでは,理学療法士による他動運動によって患者の運動機能回復治療が行われている.しかし,少子高齢化により理学療法士の相対的な不足は深刻であり,一般的な一対一のリハビリが難しくなっているのが現状である.近年,その問題を解決する手段の一つとして,創動運動を利用したリハビリが提案されている.創動運動というのは,患者の健側を用いて患側の四肢を動かすというものである.理学療法士がリハビリを行う他動運動によって患者がリハビリを続けた結果として,患者の運動機能が回復することがあるが,この創動運動によるリハビリによって,他動運動と同様の効果が期待できるという報告がなされている.しかし,その効果は定性的にしか証明されておらず,定量的な検証が必要となる.そこで患者の脳損傷部周辺の活性部がどのように変化していくのかを解析することによりリハビリテーションの定量的解析をしていきたいと考えている.目的. 本研究では,fMRIとfNIRSの計測データの相関を解析することで,動きを伴う測定が容易なfNIRSのみでリハビリ時における患者の脳損傷部周辺の活性変化を経時解析することを目的としている.

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© 2011 バイオフィリア リハビリテーション学会
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