主催: NPO法人バイオフィリアリハビリテーション学会, 共催, NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会, 後援, 厚生労働省, 神奈川県, 藤沢市, 藤沢市教育委員会, 藤沢市社会福祉協議会, 慶應義塾大学環境情報学部, 公益財団法人テクノエイド協会, 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 公益社団法人全国老人保健施設協会, 社団法人日本理学療法士協会, 社団法人日本作業療法士協会, 日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会, 日本経済新聞社
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近年,滝沢式リハビリテーション(以下リハビリ)という,患者自らが健側で患側を動かす創動運動を利用した新しいリハビリ手法が提案されている.これにより,従来の理学療法士の他動運動によるリハビリ法よりも理学療法士と患者の両方の負担を軽減することが可能になる.さらに,このリハビリ法を継続して行った患者が自立歩行が可能になるまでに回復した事例もある.その回復の過程を,functional magnetic resonance imaging(fMRI)やfunctional near infrared spectroscopy(fNIRS)を用いて脳機能を計測し検証しようという研究がなされている.しかし,fMRI は測定できるリハビリ器具が限られ,それをカバーできるfNIRS は頭表付近のみのデータしか得られないので,信頼性が高くないという欠点が存在する.本研究では,それぞれの計測データの相関を解析することで,fNIRS の解析データに信頼性を付加することを目的としている.