バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
第15回バイオフィリアリハビリテーション学会予稿集
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創動運動によるリハビリ効果と脳機能回復との関係に関する研究
*大築 涼*田中 敏幸*滝沢 茂男*武藤 佳恭
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キーワード: fNIRS
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p. 24

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抄録

近年,滝沢式リハビリテーション(以下リハビリ)という,患者自らが健側で患側を動かす創動運動を利用した新しいリハビリ手法が提案されている.これにより,従来の理学療法士の他動運動によるリハビリ法よりも理学療法士と患者の両方の負担を軽減することが可能になる.さらに,このリハビリ法を継続して行った患者が自立歩行が可能になるまでに回復した事例もある.その回復の過程を,functional magnetic resonance imaging(fMRI)やfunctional near infrared spectroscopy(fNIRS)を用いて脳機能を計測し検証しようという研究がなされている.しかし,fMRI は測定できるリハビリ器具が限られ,それをカバーできるfNIRS は頭表付近のみのデータしか得られないので,信頼性が高くないという欠点が存在する.本研究では,それぞれの計測データの相関を解析することで,fNIRS の解析データに信頼性を付加することを目的としている.

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© 2011 バイオフィリア リハビリテーション学会
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