バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
バイオフィリア リハビリテーション学会
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一般演題
リハビリテーション支援ロボット ウェルウォークWW‐1000を使用した1症例
斎 雅夫浅野 智也
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p. 22-

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抄録

近年,リハビリテーション領域においてロボットの導入が注目されており,脳卒中ガイドライン2015においても歩行補助ロボットが推奨されている.今回,リハビリテーション支援ロボットであるウェルウォークを用いた歩行練習の脳卒中片麻痺症例への臨床応用における効果について検証した.6週間の介入により,歩行速度が改善し,歩行能力の向上を認めた.これは,膝関節の段階的な制御や独力での多数歩練習による歩行練習量の確保,能動的な運動学習効果などの要因が考えられた.このことからウェルウォークを用いた歩行練習は,脳卒中片麻痺症例に対して有用な手段であることが示唆された.

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© 2018 バイオフィリア リハビリテーション学会
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