桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
テキストマイニングによる振り返り記述を可視化することの有効性について
簑輪 欣房
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2020 年 31 巻 p. 143-152

詳細
抄録

 学習者が見通しを持ち振り返りながら学び続ける「主体的な学び」が求められており,この学びの過程での振り返 りの記述から,その学習者の学習の状況や変容について学習者と教師共に見取ることができると期待されている. しかし,学習が進むにつれて振り返りの記述量は増加する.その記述の中から学習の状況や変容を把握することは 容易な作業でない.学習者の振り返りの記述をテキストマイニングにより可視化する試みがなされているが,どの ような可視化手法が有効かの議論は少ない.本論文では,学習者の振り返りの記述から学習の状況や変容を見取る にはどのような可視化手法が有効かを検証した.その結果,共起ネットワークを用いることで,学んだことや自身 が記述した振り返りで用いられているワードの繋がりを知ることができることには有効であるが,学習の状況や変 容を詳細に把握するためには,振り返り記述のままを提示することが最も有効であることが明らかになった.

著者関連情報
© 2020 桐生大学・桐生大学短期大学部
前の記事 次の記事
feedback
Top