桐生大学紀要
Online ISSN : 2435-7049
Print ISSN : 2186-4748
地域高齢者の食料品アクセス問題と食生活およびロコモティブシンドロームとの 関連
橘  陽子大澤  綾子髙橋 東生
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2020 年 31 巻 p. 15-23

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抄録

桐生地域に在住する高齢者を対象に,食料品アクセスにおける主観的問題,食生活およびロコモティブシンドロー ムの状況を把握し,主観的問題の有無によってこれらの関連を検討した.その結果,食料品アクセスの主観的問題 を抱える者は対象者の24.5%であり,食品摂取の多様性得点の高さ,ロコモティブシンドロームの判定テストの1 つであるロコモ25の得点の高さ,男性では肥満や腹囲の高値,女性では拡張期血圧の高値といった健康指標と関係 していることが明らかとなった.食品摂取の多様性得点の分布からは,高齢者の食生活の状況が一様ではないこと がうかがえ,高齢者個人の特性を踏まえた働きかけおよび食環境整備の検討など,誰もが住み慣れた地域で一生を 過ごせる公衆栄養施策の重要性が示唆された.

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© 2020 桐生大学・桐生大学短期大学部
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