東京大学大学院数理科学研究科
2008 年 2008 巻 7 号 p. 7_59-7_67
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複雑ネットワーク研究の興隆の中で,インターネットのトポロジーは,その次数分布がべき則を示すことから,いわゆるスケールフリーネットワークの代表格の一つとして扱われてきた.しかし,そのもととなるデータの測定方法やスケールフリーモデルによる議論等は,調べていくとかなり怪しい部分がある.簡単なシミュレーションの結果を踏まえ,現状について批判的な観察と,今後の研究の進むべき方向についての提案を示す.
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