バイオフィリア リハビリテーション研究
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バイオフィリアリハビリテーション学会国際部会(2003年-2007年)
国際部会の誕生とフィリピン共和国大統領のご祝辞
滝沢 茂男
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2017 年 2017 巻 1 号 p. 50-53

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抄録

 2004年9月16日から18日までの間、第3回の国際大会をマニラで開催いたしました。大会予稿集にはフィリピン共和国アロヨ大統領のご祝辞をいただきました。基調講演は、DPI(Disabled Peoples International)のベナス イラガン(Ms. Venus Ilagan)議長が障害者としてのご自分の経験から、障害を克服し自立できることを、そして障害を克服することが重要であることを述べました。これまでインペアメント(解剖学的機能損傷)と定義され、寝たきり(歩行不能者)を施設も、介護者・家族も、本人すらも当然と思って生活してきた高齢障害者にとっても、現状を打破するために、共通の認識にするべきです。

 国内学会は「高齢障害者が、障害を受けた身体機能を改善し、又インペアメントを克服し、寝たきりになることなく自立生活を送る為の新たなリハビリテーション(以下リハ)手法を研究する。本年は特に分子遺伝学からのアプローチにより理由を探り、そして普及する。特定者の実施でなく一定の教育を受けたものが実施できるようにする。自立獲得による社会経済への影響(社会保障関連経費削減の可能性)を探る。」を目的とし、(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団大会議室で8月7日に研究会・公開市民講座を開催しました。

 また。国際活動の充実から、この研究の創始者また関連の発明家の立場で第1回大会、第2回大会の大会長そしてこれまでの3回の大会の開催責任者として国際大会を実施してきたことから、私はバイオフィリア リハビリテーション学会国際部会長に選任されました。

 私はこの研究を1987年に志しました。一人の理解者も無く、家族内に一人目の理解者を得るのに7年を要しました。この間に私の希望であった政治家への道を自ら断念しました。タキザワ式リハは効果が高く、効率的な事を知り、予期される高齢社会、特に私の属する団塊世代の高齢化に伴う、社会保障負担の維持不能な拡大(エイジングクライシス)をこの手法で食い止めることが出来る。私はそう確信し、多くの人々にそのことをお知らせするよう努めてきました。

 リハのあり方への疑問と新たな可能性から、多領域の学際的な研究を進めるため、1996年に21世紀リハ研究会が組織され、21世紀を迎え2001年から名称をバイオフィリア リハビリテーション学会に変えました。我々の活動と社会に対する働きかけを紹介します。

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© 2017 バイオフィリア リハビリテーション学会
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