武道学研究
Online ISSN : 2185-8519
Print ISSN : 0287-9700
ISSN-L : 0287-9700
研究資料
国民体育大会剣道競技における審判員の位置取りに関する実態調査
松木 雅文岩井 一師
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 42 巻 3 号 p. 3_11-3_18

詳細
抄録

剣道審判員は瞬時に“有効打突”の判定を下さなければならない。各3名の審判員が選手の動きを見極めるために適切な位置取りをし,適切な位置からの判定は非常に重要である。本研究では国民体育大会剣道競技男女の剣道試合において,有効打突時の審判員の不適切な位置取りについて調査した。有効打突時の審判員の不適切な位置取りは男子で21.0%,女子で23.3%発生していた。このような研究が剣道競技において審判員の判定の正確さを改善し,誤った判定をさけることができると考えている。

著者関連情報
© 2010 日本武道学会
前の記事 次の記事
feedback
Top