分析化学
Print ISSN : 0525-1931
年間特集「水」:分析化学総説
各種機器分析におけるブランクとしての超純水の最適な製造方法
石井 直恵
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 60 巻 2 号 p. 103-113

詳細
抄録

純水・超純水は実験室で非常によく使用される試薬の一つであり,ブランク,サンプルの溶解や希釈,標準物質の調整,移動相や培地,バッファー調整などあらゆる用途に使用されている.そのため,実験に使用する純水や超純水の水質は結果に非常に大きな影響をおよぼす.そこで,超純水製造装置では使用目的に応じて特定の不純物を除去する技術を搭載することで,目的にそった水質を達成することが重要となっている.本報では,各種機器分析で必要とされる超純水の水質と適切な精製方法について述べる.

著者関連情報
© The Japan Society for Analytical Chemistry 2011
前の記事 次の記事
feedback
Top