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分析化学
Vol. 66 (2017) No. 1 p. 27-37

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http://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.66.27

技術論文

Ge検出器- γ線スペクトロメトリーによる,玄米認証標準物質中134Cs, 137Cs及び40Kの放射能濃度定量結果の不確かさを評価した.134Cs, 137Cs及び40Kの放射能濃度は,単純比較法と効率曲線法によって定量した.定量法の計算式を構成するパラメータに含まれる不確かさ要因を精査し,各パラメータの標準不確かさを求めた.計算式には含まれないが,測定容器の大きさと分析者による試料充填量の変動,及びγ線測定位置の変動に起因する繰り返し性不確かさも実験によってまとめて評価した.2種類の定量法の各パラメータの不確かさを不確かさの伝ぱ則に従って合成し,それらに包含係数(k=2)を乗じて拡張不確かさを求めた.単純比較法では,γ線のピーク効率と正味ピーク計数値の不確かさが最も大きく,他のパラメータの不確かさは無視できるほど小さい.効率曲線法では,単純比較法の不確かさにサム効果補正係数とγ線放出率の不確かさが追加されるため,不確かさはさらに大きい.

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