分析化学
Print ISSN : 0525-1931
8-ヒドロキシキノリン-5-スルホン酸蛍光法による酸及び水中のアルミニウムの定量
川久保 進山本 修司岩附 正明深沢 力
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1992 年 41 巻 5 号 p. T65-T71

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抄録
高純度酸,水道水,天然水中のng量のアルミニウムの簡便な定量のため,水溶性の8-ヒドロキシキノリン-5-スルホン酸(HQS)を用いる蛍光法を検討した.亜鉛,鉄,銅などの妨害はアスコルビン酸や1,10-フェナントロリンなどによるマスキングと吸光度測定による蛍光強度補正により除くことができた.硝酸,塩酸,フッ化水素酸,過酸化水素水は,試料2ml以下をポリテトラフルオロエチレン製容器にとり清浄空気中で乾固近くまで加熱蒸発させ,塩酸と酢酸アンモニアでpH4.5とし,HQSを加えて蛍光錯体を生成させ,1ppbまでの定量ができた.水道水,雨水や雪は,1ml以下の試料をそのままpH4.5としてHQSと反応させ,マスキングと蛍光強度補正を組み合わせ簡便に分析できた.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry
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