分析化学
Print ISSN : 0525-1931
銀を化学修飾剤として用いる環境水中アンチモンの黒鉛炉原子吸光定量
山本 和子米谷 明白崎 俊浩保田 和雄
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 46 巻 8 号 p. 639-643

詳細
抄録
環境水中のSbを黒鉛炉原子吸光法により正確に測定するための化学修飾剤を検討したところ,Agが有効であることが分かった.AgとSbは二元合金の状態図より金属間化合物を作り,かつこれによりSbの活量係数が著しく減少し,特定の温度になるまで蒸発しないことより,AgはSbに対し化学修飾剤として効果が得られるものと考えられる.本法でNational Research Council Canada (NRC) SLRS-3を測定したところ,保証値とよく一致した.又,15種類の共存物質に対し回収率90~110%で測定できた.更に本法を環境水の測定を行いMIP-MSの測定と比較したところ,結果はよく一致した.
著者関連情報
© The Japan Society for Analytical Chemistry
前の記事 次の記事
feedback
Top