分析化学
Print ISSN : 0525-1931
原子吸光法による銅精鉱中の微量元素の連携定量分析の試み
羽村 守田辺 晃生
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1999 年 48 巻 7 号 p. 687-691

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抄録
銅精鉱中の微量元素であるアンチモン,ビスマス及びヒ素の分析においてはJIS法が確立されているが,各元素についての前処理法が異なっている.その煩雑さを避けるため,同一の処理法でAASによる連携定量分析する方法を試みた.試料中の共存元素について検討するためにアンチモン,ビスマス及びヒ素の標準溶液に銅,鉄及び硫黄を添加し,AASによる分析を行った.銅精鉱試料の前処理法は,試料1gをひょう量し,硝酸,塩酸及び臭化水素酸を加えて,加熱・溶解した.その溶液を濾過及び洗浄後,試料溶液とし,AASで測定を行った.銅,鉄及び硫黄の添加の影響は大きいが,試料溶液に塩化ランタンを添加することによって,その変動は少なくすることができた.得られた測定結果は,JIS法に基づいたAAS並びにICP-AES法とも良い一致を得た.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry
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