大阪大学基礎工学研究科
2018 年 73 巻 7 号 p. 457-462
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乱流の古典論であるコルモゴロフの相似仮説の礎はエネルギーカスケード描像である.近年のスーパーコンピュータを使った数値シミュレーションによれば,カスケードの実態は,乱流に内在する秩序渦の階層の渦伸長による生成過程であると理解できる.ところが皮肉なことに,このような秩序渦による描像は,相似仮説の前提であったはずの局所平衡仮説の破綻を意味する.
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