カルコパイライト型室温強磁性半導体

佐藤 勝昭; 石橋 隆幸

doi:10.11316/butsuri1946.56.510

カルコパイライト型室温強磁性半導体

佐藤勝昭, 石橋隆幸

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ジャーナルフリー

2001 年 56 巻 7 号 p. 510-513

DOI https://doi.org/10.11316/butsuri1946.56.510

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抄録

カルコパイライト構造をもつ3元化合物半導体CdGeP₂単結晶にMn薄膜を堆積し熱拡散することによって,この半導体の表面付近に結晶構造を保ったまま高濃度のMnを導入することに成功した.MnP,Mn₃Geなどの析出は観測されなかった.このMn拡散層は,紫外線励起で青紫色に発光し,ワイドギャップ化していると考えられる.またこの層は室温で磁気ヒステリシス曲線を示し,比較的大きな磁気光学効果も観測された.物質の同定が今後の課題である.

責任著者(Corresponding author)

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