日本物理学会誌
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物理実験と科学史(シリーズ「物理教育は今」)
種村 雅子
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2004 年 59 巻 8 号 p. 541-544

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抄録

物理教育において,実験教育の果たす役割は大きい.明治〜昭和初期にかけては,豊富な実験が行われていたことを彷彿させる数多くの実験機器が存在している.物理学上の新しい発見に対応して,実験機器も新たに作られていった.これらの中には,再現して現在の物理実験教育に採用し,教育効果を上げることのできる機器も多く見られる.実際に当時の実験機器を参考にして製作し,教育実践を試みた.また,定性実験機器を学生自らが手作りする授業では,手作り実験にふさわしい簡易な実験テーマを科学史上の例で実施し,その教育効果を実践的に検討した.実験機器を手作りすることは教育的意義が高く,とくに小学校で理科を教える教員には身に付けてほしいスキルである.

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© 2004 社団法人 日本物理学会
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