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脳循環代謝(日本脳循環代謝学会機関誌)
Vol. 25 (2014) No. 2 p. 15-21

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http://doi.org/10.16977/cbfm.25.2_15

原著

発症4 週以内の急性/亜急性期に行う頸動脈狭窄症への血行再建の安全性を検討した.238 件(CEA:104,CAS:134)を急性/亜急性期群(A 群)と慢性期群(C 群)に分け,治療結果を比較した.各群17 件(CEA:9,CAS:8)と221 件(CEA:95,CAS:126)であった.虚血性神経症状をA 群6%,C 群3%に認め,両群間と両手技間に差はなかった.新たな脳梗塞をA 群21%(CEA:11%,CAS:40%),C 群24%(CEA:12%,CAS:37%)に認め,C 群ではCAS に高頻度であった.過灌流症候群(HPS)をA 群29%,C 群1%に認め,両手技ともA 群で高頻度であった.A 群でHPS を認めた5 例は脳血流量,血管反応性が低下しており,発症を予測した血圧管理で致死的出血はなかった.頸動脈狭窄症への発症早期の血行再建ではHPS が高頻度で,実施する場合には発症を予測した周術期管理が望まれる.

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