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脳循環代謝(日本脳循環代謝学会機関誌)
Vol. 27 (2015-2016) No. 2 p. 235-241

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http://doi.org/10.16977/cbfm.27.2_235

原著

前臨床研究において対象の経時的な観察のためにmagnetic resonance imaging(MRI)を導入する場合,マウス・ラットなどには小動物専用MRI 装置,それよりも大きな動物には臨床用に設計されたMRI 装置が必要であり,両装置の導入は非常に高コストである.本研究では研究目的で導入した臨床用3T-MRI 装置とマウス頭部用コイルを用いてマウス脳イメージング環境を構築することを目的とした.ファントム実験により最適な撮像パラメータを決定し,脳動脈瘤モデルマウスを対象にT2 強調画像およびMR angiography(MRA)の撮像を行った.T2 強調画像は脳実質において動脈瘤破裂による出血や周囲の脳梗塞領域を評価するために十分な画質が得られ,MRA では主な脳動脈および脳動脈瘤を描出することができた.本研究で構築したイメージング環境では新たに小動物用MRI 装置を導入することなく,マウス脳イメージングを行うことができた.

Copyright © 2016 日本脳循環代謝学会

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