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脳循環代謝(日本脳循環代謝学会機関誌)
Vol. 28 (2016-2017) No. 2 p. 249-256

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http://doi.org/10.16977/cbfm.28.2_249

原著

ミクログリアは中枢神経系に存在する免疫担当の細胞であり,生体脳において非常に動的に活動する細胞である.本研究では,ミクログリアをin vivoのマウス脳内において長期間反復評価するための顕微鏡イメージングと細胞形状の解析手法について検討することを目的とした.実験にはミクログリアのケモカイン受容体に緑色蛍光タンパク質を発現させた遺伝子改変マウスを用いた.マウス大脳を長期反復観察するためにTomita-Seylaz法による慢性頭窓を左頭頂骨上に作製し,頭窓作製直後から3週間にわたって,二光子励起レーザー顕微鏡を用いて細胞形状の変化をリアルタイムで観察した.細胞形状の評価として,撮像画像内におけるミクログリアの細胞体断面積および細胞体中心から伸びる突起の数について自作の解析ソフトウェアを用いて定量化した.その結果,皮質深さ800 μmまでの細胞形状を認識し,同一のミクログリアに関して頭窓設置後の反復観察が可能であることを確認した.

Copyright © 2017 日本脳循環代謝学会

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