Chem-Bio Informatics Journal
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HLA-A*31:01とカルバマゼピン関連化合物の相互作用に関するin silico解析
宮寺 浩子大関 健志莚田 泰誠平山 令明
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2016 年 16 巻 p. 5-8

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抄録

カルバマゼピン(CBZ)は広く抗てんかん薬として使われているが、スティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死症などの重篤な皮膚副作用(cADR)を引き起こす主要な医薬分子としても知られている。東アジアやヨーロッパ人種においては、CBZによって引き起こされるcADRの発症とヒト白血球抗原HLA-A*31:01が強く相関することが知られている。CBZは体内に入り、種々の代謝産物を生成するが、どの化合物がcADRの発症に繋がるのかまだ分かっていない。そこで、本研究では、ドッキング・シミュレーションを用いてCBZおよびその主要な代謝産物のHLA-A*31:01への結合性を解析し、cADRの発症に関わる化学種を推定した。

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