主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 517-522
Terra衛星ASTERセンサの15m高空間分解能画像を用いて、タイの5地域を対象として土地被覆分類を実施し、分類画像からバイオマス種別の面積を算出したうえで、土地利用図による分布・面積、農業統計の面積、ゴミ発生量と比較した。その結果、各バイオマス種に対応する土地利用パターン分類方法と資源量算出に向けた課題を整理することが出来た。特に、水田系バイオマスや生ゴミを中心とする都市廃棄物系バイオマスは、衛星画像の分類によりバイオマス資源量を十分に推計可能であることが明らかになった。